nagajisの日不定記。
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小楕円形井筒の煉瓦規格を追記した。こうしてみると円形9ftのEと小楕円形の乙はよく似ている。撥先の幅が約1cm違うだけだ。だからEと乙を混ぜて積むことも不可能ではないわけだ。
小楕円形井筒の積み方も改めて見てみると面白い。外から甲乙丙丁と積む段と乙乙丙と積む段を交互に重ねる。確かにそうしないと芋目地面ができてしまう。ゆえに乙の量が飛び抜けて多い(1ft当り326個、次いで丙の168個、甲の62個、丁の29個と続く)。異形煉瓦は楕円の両端のカーブのきついところだけで、他は普通煉瓦で積むことになっている(640個)。これを考えると第一浜名橋梁で見た複線化線の井筒が似た構造であった。外側二枚分を石に置き換えている。ということはあの撥形の下はどうなっていたのか。甲丙で巻いてあったりしたのだろうか。