録"nagajisの日不定記。
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ふと思い立って関西鉄道第二期の構造物で測った数値を全部ぶっ込んでみた。この区間で計測された対厚比がよく似通っていたので、区間建設のために特定の規格を設定していたのではないか? それをこれで証明できるんちゃう? と思いついたからだ。結果、
R長手/厚 306= 3.75 [3.74, 3.76]99%
R小口/厚 306= 1.77 [1.76, 1.78]99%
D306 = 225.3 x 106.5 x 60.12 mm
⇒ 7.45 x 3.50 x 2.00 寸 or 8-7/8 x 4-1/4 x 2-3/8 in ( 1.2 in/寸 換算 )
となった。長手の対厚比は東京形ジャストだが小口の比は東京形1.800を 捉えない。このことを、どう解釈するか。
9 x 4-1/4 x 2-3/8 in のディメンションをインチで直に作った場合もこれに近い対厚比になるが、3.789 / 1.789 なのでどちらも捉えられていないことになる。それに関西鉄道は木曽三川の橋梁で 9 x 4-3/8 x 3 in の矩形煉瓦を採用していた。厚 3 in なのは井筒の異形煉瓦に合わせるためだと思われ、だったら普通の構造物に使うのはも少し手軽な厚にしただろうから 9 x 4-3/8 x 2-3/8 in でありそうな気がする。そうは思う一方、京都鉄道の 9 x 4-1/4 x 2-1/4 in という例もある→これはこれできちんとこの比になる煉瓦が計測されちょるけど。
型枠の方から考えると、3.75/1.77 になるのは8.25 x 3.9 x 2.2 寸くらいでどうしても5厘刻みになる。インチなら 9-3/8 x 4-3/8 x 2-1/2 in が3.75/1.75になるがこれは少し小さすぎるかも知れぬ。
そもそも東京形 7.5 x 3.6 x 2.0 寸を作れるキリのいい寸法の型枠というのがないのだった。 8.25 x 3.85 x 2.2 寸 (3.75 / 1.75)のような5厘刻みにならざるを得ない。あるいは 7.9 x 3.7 x 2.1 寸(3.762/1.762)を94%に焼き縮めるか。収縮率6%は少し生焼け臭いけれども、これが実は上記関西鉄道第二期の煉瓦の対厚比に最も近いのだった。結局、 7.9 x 3.7 x 2.1 寸の型枠でやや甘く焼き締めたか、インチで 9-3/8 x 4-3/8 x 2-1/2 inの型枠か、てなところか。
案外これが東京形として認識されていた寸法だったりしないだろうかとも思ったりするが、本場関東の最初期の煉瓦を測った経験がわずかしかないのでなんとも言えぬ。
監獄則 8.3 x 4 x 2.1 寸も東京形を意識したものではなさげ。この型枠で作ってしまうと東京府が要求した精度を満たせない。
なお300も集めると対厚比は一応きれいなガウス分布になる。寸法の絶対値も基本的にはきれいなベル・カーブ。長過ぎるものを省いたり短いのを除外したりするような選別はしていないようである。