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旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
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2011-12-29 めっさ片付けたった [長年日記]

[独言] (昨日)棚片付けたった

画像の説明

28日の朝になって今日が紙資源の最終日らしいということに気づき,慌てて不要本を処分した.その勢いに乗って懸案だった棚片付けを敢行した.その結果御覧の有様である(断っておくがこれでも片付いている).ここまで片付いたのはnagajis史上初なのではないか.

画像の説明柳田国男棚.私にかかればハードカバーもこの通りのボロになる.函だけどっかいっちゃって,モノに紛れて踏んづけるからな.持ち歩いて繰り返し読んだ文庫本全集第2巻(「雪国の春」収録),第20巻(「地名の話」,「風位考」収録)なども表紙が取れるほどぼろぼろになった.セロテープで杜撰に補修したった.

画像の説明その上2段が峠本棚.学生時代からの蓄積.半分以上内容を忘れているくせに読み返すことが無くなった.勿体無いことだ.最近は『北海道の峠』が追加されたくらいで全然増えていない.あ,コーヒー漬けになってた『兵庫の峠』を300えんで買い直したな.
片付けをした結果『岩手の峠路』や『京・近江の峠』をコピってたのを発見.後者は使い手がある気がするが,いまの自分が喜ぶような近現代の話は少なかったような覚えもある.
文庫本の『街道をゆく』やら『この国のかたち』は収納ケースに入れてよそにやった.『存在と時間』だけ抜き出してこれ見よがしに置いてみたあたりが小物である.ああ内容はちっとも覚えてないさ.『善の研究』ナイナイしたから許してよ.

画像の説明実質的に機能しているのはこちらの2棚.あれやこれやの本の抜刷.主に地誌,報告書,時に○年史,ほか雑多なコピーの束.始めた当初はクリアファイルに入れて整理していたが,だんだんおっつかなくなってきて,最近はフラットファイルを使うようになった.そうして以前のファイルはラベルがヤニで真っ茶色になってしまっていた.いい加減汚いと思うようになったので全部剥がして貼り直したった.どうだすごいだろう(ドヤァ と主張したくなるほどに快挙である.ただし『村田鶴』と『墓』だけはそのままにしてある.8年分の経年劣化を保存しておこうというつもりである.

この棚でも有益資料が塩漬けになっているのを発見した.『大分県交通史』とか偉人伝で使えばよかったのに.矢ノ川峠の絵葉書もここで発見された.何故か和歌山の地形図(プリンタ出力)を挟んでいたレバーファイルの中に紛れていた.熊野街道繋がりのつもりか>昔のnagajis.

聞かれてもいないのに解説を続ける.左棚の上段は参考文献.人とモノの文化史『石垣』,小野田滋『鉄道と煉瓦』,長妻廣至『補助金の社会史』辺りはそこそこ役立ち,また身になっているように思うが,他は若干持て余し気味だ.『昭和の道路史』はまだその時代まで達してないし,K先生に頂いた『土木人物事典』は宝物だし,『日本百名橋』は東寄りだし(大阪人には『大阪の橋』がおすすめ.今でも書店で買えるよ).小林紫郎『隧道工学』は表紙が取れてほつれてしまうほど読んだので今はpdfを読むようにしている.後列に高等土木工学シリーズの『隧道工学』と三浦七郎『橋梁工学』がある.

その他は琴線に触れた読む用の本.大島亮吉と“ワンデー”板倉の紀行文が収録された『日本山岳名著全集5』,『現代紀行文学全集 山岳編上・下』は直接の参考にはなっていないが思想の糧になっているかも知れない.『虚航船団』も裏列に隠されてる.最も重要なもの,『評伝土倉庄三郎』や『こうだに誌』,『日本の近代土木遺産』,廃道本,辞書の類は右棚上段に並べてある.『道路トンネル大観』『林鉄の軌跡』のコピーは左棚の上だ.

下段に詰まっていたゴミのようなやつらも片付けたった.いまは比較的重要な本や喫緊利用予定の資料が収まっている.最近やっと発掘した『くずし字解読辞典』『五體字類 増補机上版』もこの棚だ.ついでに『篆書辞典』と『寄席文字』もこっちへやっとくか.

この棚にあるものの中で最も読んだのは,右棚上の端っこに挟まっている『標準国語便覧』かも知れない.高校の時の参考書だが,毎月この本を範囲にして国語基礎力テストなるものが行なわれていた.必死で覚えたものだ.お陰で国文学史が粗く頭に入っているのは怪我の功名的幸いである.山川出版の日本史の教科書もよう読んだな.今だにこれが歴史観の基線になっていて,読まないと歴史が思い出せない.

幅を効かせていたパソコン関係の書籍も今朝ざっくり片付けてやった.perlとphpとSQLのポケットリファレンスだけ臨戦状態にして,あとは後列に控えてもらっている.

写真で見ると右のラックがひどく歪んでいるように見える.最初は広角で撮ったからだろうと思ったが,そうではなかった.実際これだけ傾いている.ダンガーである.いつもこの棚の前に棚に並行して布団を敷いて寝ている.地震で倒れてきたらまっ先にわかる仕掛けである.

[] 『近衛歩兵第一連隊歴史』

気をよくして『近衛歩兵第一連隊歴史』のコピーを読み直したりしてみたりしている.そうなんだよな,戦がたけなわの頃に徴集され,1年ほどで日露戦争は終わっているのだった.その後M41までいたのは兵役期間の関係だ.

近衛歩兵連隊は第一大隊附属,入営時期からすると沙河会戦,奉天会戦に参加している可能性が高い.補充大隊(増設第二中隊)に入った兵卒はどういう配属をされたんだろうか.花の梅沢旅団に混じってたりしたら面白いのだが.一応砲兵いたみたいなんだが.体格も良かったというし(確か身長180オーバーだったと思う.背が高すぎて国産の自転車が乗れなかったという).

この書,少尉以上の人事異動に関しては詳しいのだけど,実際に戦地でどういう動きをしたのかは能弁でない.なんかページ抜けてるし(コピーし忘れてるし).これだけではよくわからない.『明治三十七八年日露戦史』とか『機密日露戦史』とか読まないとだめなんだと思う.

[廃道本][宣伝] 越前市中央図書館から御礼状

対・公機関は投げっぱなしを覚悟してたので吃驚した.そういうフォーマットがあるみたいだけども,やっぱり礼状がくると嬉しい.そういう自分は礼状を出したことがない非道の極みである.

[廃道本][宣伝] 堀さんに献本

『日本の分水嶺』でお世話になった堀さんに報告がてら献本しにゆく.半ば押しかけたようなものだが快く迎えて下さったうえに秘策を授かってしまった.なるほど,そうするべきなのか.

画像の説明2000年に山と渓谷社から出たこの本,ご存知の方も多いんじゃないだろうか.日本の背骨に相当する稜線「分水嶺」を隅々まで紹介したもので,テーマとして取り上げられたのは書籍史上初のはずである.確か3刷が出るほど売れた.そして間接的に日本山岳会百周年行事へつながっていった.大分水嶺辞典をやってた自分は写真と情報を提供したくらいで何もしちゃいないのだが,初めて本づくりに関わった一冊なので非常に思い出深い.ついでに情報提供者として名前を載せて頂いている.自分の名前が書籍に載った最初は『偉人伝』でも『廃道をゆく』でもなかったりする.

画像の説明ここしばらく品切れ状態が続いていた(一時はAmazonのマーケットプレイスで1まん5せんえんの値がついてたこともあるらしい)が,今年の秋にヤマケイ文庫で再刊されることになったそうで,ついでだから加筆・写真入替するということになり,ウチにもご連絡を頂いた.というのが今年の6月か7月のこと.その時に偉人伝の話をしていたので,無事完成しましたを報告に行ったのだった.

初版第一冊から11年,いつのまにか堀さんの真似事をする身になったが,到底及ぶものではない.堀さんは本来ビジネス書籍を主にしていて,趣味でやってた山歩きの延長で書かれたものだという.それでも売れたというのだから真に力量がないとできないことだ.

しかしながら密度の高さに吃驚していただけた(って変な書き方やな).『偉人伝』の1ページの文字数は今時のふつうの本の1.8ページ分ある計算になるそうだ.それを考えるとお買い得なのかも知れない.内容はさておき.

で,紀伊国屋のWebの検索で「道を拓いた」で検索しても出てこないことも発見された.“”つけても同.著者名で検索してやっと出てくるという(たぶん「偉人伝」なら出てくるとおもう).どういう事だ紀伊国屋.前回檸檬ゴッコをした罰か.

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ TUKA (2011-12-29 19:16)

本棚の前で寝てるのか。危ないなあ・・・。<br>311、ウチでは最下段の一列残して全部落ちたよ。

_ nagajis (2011-12-29 20:18)

なんとかしたいんですけどね・・・.壁が石膏ボードだから固定具取り付けられないし,突っ張り棒も使えないし(余計に平行四辺形化してしまう)<br><br>あ,JIS男はKilroyの要領で隠れてます.


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