nagajisの日不定記。
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しつこく割っている。今回は岸和田煉瓦の機械成形。
長手の断面(A)。ほぼ中央部。予想通り小口長手に平行な筋が入っている。
長手1/4の断面(B)、小口の垂直断面(C)もほぼ同様。小口の水平断面(D)にも筋がないわけではないが、(A)~(C)ほど顕著ではない。粘性流体の流動を考えるとまさしくこんなかんじになるはず。
この場合、力がかかる方向は平→平の向きであり筋と平行の向きになる。だが、筋の方向すなわち力がかかる方向と考えると手成形煉瓦の端のほうに層が顕著なのと矛盾してしまう。そうでなくて流動の方向ベクトルに一致していると考えるべきと思う。粘土を叩きつけてムニューっと広がっていった時の粘土の流動方向。それをxy平面、yz平面、zx平面の成分でみてる。
これを手成形の筋の向きに還元するのである。
別の手成形岸和田煉瓦(「×」+「六」)は裏表打刻で、裏→表の方向に打ち込んである。これまでの結果を覆すものではない。
写真で見るのと実物見るのじゃ全然違うな。。。