nagajisの日不定記。
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赤煉瓦NW大会が済んで気が緩んだせいか、その直後から風邪気味で参っていた。はじめは喉が痛くてげほごほ言っていたのが鼻水→水っぱなになってORJ追い込みの辺りから日曜日にかけてが最高潮にしんどかった。アタマに粘っこい淀んだ何かが溜まっているようで普段からまともでない文章がさらにまともにならない中必死こいて作ったらさらに悪化したようだった。ピークが少しずれてくれたので助かったといえばたすかったのだけれども、そのツケが日曜日に回ってきて、正常な判断がしづらいほど淀んでいた意識だった。
目の前のもの・ことに対する感性の欠落、吉坂のアレは風邪の症状に似ていたのだと気づいたのもその間だった。頭ががんがんするとか咳が止まらないとかいうクリティカルな症状によって認知力が下がるのとは違う、いわゆる「頭がぼうっとする」状態でもの・ことに接した時の感覚に近かったようである。記憶が薄れていくきっかけはむしろこういう紗のかかったような認知で場面を思い出そうとし中途半端にしか思い出せなくてその中途半端な思い出し記憶のほうが固定化されてしまうために起こる気がする。何なら思い出さないほうがよい。
体験した時にその体験が鮮烈であったならば、思い出した映像も鮮明で、たぶんなかなか忘れない。忘れても思い出すことができる。その証拠に村田鶴を追って千葉市へ行った時、あのロータリーの俯瞰を撮りたくて、近くにあったオートロックのない雑居ビルにあがり、適当な階から非常階段に出て撮影したあと、館内に戻った時に人に出会って、さもさりげなく挨拶を交わして難を逃れた時の心境の奇妙なまでの平静さ、をついさっき思い出した。あ、おれ、スパイになれるかも知らんなあ。そんなことを思いながら立ち去ったあの時の感覚。光景はずいぶん忘れてしまっているけれど。
風邪が治ったとは書いたけれども完治ではない。まだ鼻水が出がちであり詰まり気味である。それにしても水ッ鼻の時のほうが匂いに敏感になるのは何故だろう。化粧の匂いとかカレーの匂いだとかに恐ろしく敏感になる。過敏になって余計に鼻が痛む。鼻腔の奥に匂いが刺さる感じがする。それがまた風邪を悪化させるようでもあった。
何がどうなってどうなる故に風邪を引くのか未だにわかっていない。オートフィードバックで無意識のうちに調整されていた体中の機能が何かの拍子に調子ハズレになって狂ってしまった状態なのだとは思う。ただ原因がわからない故に対処のしようがない。葛根湯飲んで寝るくらいしかできない。市販の薬は効かないnagajisという根も葉もない自信だけはある。そういえば今季は社中の大勢が風邪を引いている。誰かに移されたのかも知れないし移したかも知れない。だったらウィルス性の風邪だったんだろうか。ウィルス性でない風邪があるのかどうかも識らないままそんなことを思っている。まことに適当な生き方である。
ここ2,3日無駄に過ごしたなぁ。もうちょっと身のある最期を迎えたいものだ。