nagajisの日不定記。
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つまりはこういうことだろう。
実際に手板を作って平裏筋に当てると絶妙なバランスで支えられる。ただ、平を下にして置かれた状態から写真の状態に持っていくのはちょっとむずかしい。何故ならば
・煉瓦表面がザラザラで滑るので起こすためにかなり強く挟まなければならない。半乾きの状態であればしとっとしててうまく捕まえられるのかも知れない。
・手板の縁の角と煉瓦の長手縁の角を合わせた状態から平裏筋の位置に スライドさせる時に長手角を擦りがち。
右手の手板はしっぺいでもよいかも知れないが、力を入れる点が左手(手板中央)と右手(しっぺいの把手)とになるので、右手の力加減が難しくなりそうである。そもそも関西の煉瓦はしっぺいでペシペシ叩いて成形しなかった節がある。それで整形していたら平の撫で跡とか長手の砂付着とかがあそこまで明瞭には残らないだろう。ある程度形を整えるのは両手の手板でもできそうな気がする。
コテかなにかを差し込んで起こすだけだと筋のある辺の反対の辺の稜が丸くなるはず。そこまで明瞭に丸いのは見ない。むしろ筋側の稜が鈍っているののほうが多い気がする。
あと、2kgの重さはなかなかずっしりくる。実際に陶土とか粘土とかで2kgの直方体を作って試してみるべきだ。