nagajisの日不定記。
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那波光男「軟弱なる地盤に建設せられたる橋脚橋台の構造と竣成後25年間の経過に就て」(『土木学会誌』第7巻第1号 大正10年2月発行)
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00034/07-01/07-1-11288.pdf
関西本線揖斐川橋梁。最大第4号橋脚の85.017ft、最小第15号橋脚50.41ft(笠石天端から刃口まで)。長径30ft短径15ftの楕円形井筒。
R.V.BOYLE "The Rokugo River Bridge and Foundations on the Tokio-Yokohama Railway, Japan."
12ft円形井筒を使った24, 25,26号橋脚はレール下79ftまで沈下。平均で地表下56.80feet、最大80.67feet。
『明治二十年度鉄道局年報』
https://dl.ndl.go.jp/pid/2523523/1/8
天竜川橋梁。「同川河底の地層は泥土若くは細砂にして重量に堪え難きを以て八十呎以上の深さまで沈降せざれば完全なる基礎を得ざるもの多し」「本期の末に於て煉瓦井筒の沈降平均六十一呎」
富士川橋梁。「河底より廿呎乃至四十呎にして岩石の層に達したり」。大井川橋梁も同程度。
永尾勝義「新しい瀬田川橋りょう」(『JREA』10(2)、昭和42.2.)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3255856/1/20
新瀬田川橋梁の基礎は潜函工法で15m≒50ft沈下。