nagajisの日不定記。
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昼食後は命令受領・日曜の食事調査等にて、目廻る程いそがしかりき。実科には体操・教練あり。砂埃立ちて困難す。随意運動時に運動班運動ありて剣術を行う。夕食後軍歌演習あり。
朝食前は被服検査の準備即ち註記整頓をなす。今日を昨日を朝二時間不足にて余裕なし。時間の利用不充分なり。
十時より夏物の被服検査あり。
十三時より月例身体検査あり。今月に於て此処二・三年間をかえりみて始めて胸囲の二倍は身長より長くなる。身長―一六一・九 胸囲―八一、呼差―六・〇、体重→五三・一
五時限自習、六時限剣術あり。随意運動時も剣術をなす。十六時十五分に至り雨となりたる故十二階段はなさず。昨日の疲れ出で筋肉がいたむ。
夕食後第三寝室に於て切磋会あり。近日精神が落し切磋おとろえたるが故なり。
不義を見てせざるは勇なきなり。
平常通り服務し、木曜日の課業ありたり。独乙語は余りゆっくりして退屈したり。然しよくわかりて幸なり。一歩でも人より以上に励むことこそ大事なれ。近日又此の観念が高まりたり。何事にも確実にやってしまうことが大切なり。剣術・身体検査体重一瓩・胸囲五粍減じたり。思えは先月は体育につき余り考えざりき。やはり柔道とよく噛む外に無し。柔道は未だ積極的ならず。万事が消極的なるは遺憾なり。声に気合はかかりてきたり。良好なり。
〔欄外〕食堂にて運動具の取扱の注意をなしなれざる故冷汗かく。練習を要す。
肉ェ…
1. 行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、1年以上10年以下の懲役に処する。
2. 公務所又は公務員が押印し又は署名した文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。
3. 前2項に規定するもののほか、公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は公務所若しくは公務員が作成した文書若しくは図画を変造した者は、3年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。
堺市街の空き地で。四角に囲まれた英数字の刻印は堺市を中心に分布、と思っていたらkousenさんが加太トンネルの上で□英数字の刻印を発見されている。それには△がついていなかったそうだ。 西九条にあった□8も△無かったっけ。会社が特定できそうでできないむず痒い刻印。
写真の煉瓦の隣は大正丹治の正刻印煉瓦。
大阪市中之島の阪大中之島センターエントランスに使われている一瓦。漢数字の二六。漢数字刻印は他に例がないわけではない(センター隣の瓦礫の山;おそらく阪大医学部の残骸の中にも漢数字刻印煉瓦が混じっている)が、いわゆる責任印だけという状態なので、どこの会社のものとも判断できない。奈良転車台で見つかった「目」も「四」なんじゃないかと思っている。
これは堺市の柳之町だったっけ。煉瓦にいくつも孔が開いたもので、これが軽量煉瓦であるうはずだ(by JIS)。空洞煉瓦よりも強度がありそうで、だから別規格で定められてたんだろう。軽量煉瓦は船の内装などにも使われたそうだ。
こういうの作らないと整理できない頭になった。未完成。とりあえずアジ歴の個々の資料の分は突っ込んだ。(Keyword:友島、友ヶ島、虎島、拝島)
加えて検閲諸表の交通路を記入。概算長さと記載の延長が合うルートを選んだが第一~第二砲台間連絡交通路だけはどうにも合わない。よほど大回りしないと810mにもならないし幅2mのもない。困ったことだ。
すでに仕込んでいる。
ができあがった。吟味も検証もしていない糞データである。
官報から煉瓦の購買数と納入場所を拾えることがわかったので、それを足したら建設に要した煉瓦の数を概算できるんじゃね? と思いついて始めたのだが、
NDLの検索は「煉瓦」と「煉化」が正規化されていない。おかげで「煉化」で検索すれば鉄道省入札が中心にヒットする(鉄道庁|鉄道作業局|帝国鉄道庁は終始「煉化石」と呼んでいたので―――たぶんM24の達で「煉化石検査標準の件」とした頃からの慣習―――)。ただし時々「練化」と拾われていることがあるので「煉化」「練化」「異形」辺りのワードで重複スキャンしている。拾い損ねはほとんどないと思う。あるとすれば同じページに二個以上の入札があった場合。各地に鉄道管理局ができた頃から数年が怪しい。
年度ごとの入札数の多寡は煉瓦製造業の盛衰とほぼ一致している。明治29・30頃の増加、M40頃の爆造、そうした増加に当て込んで煉瓦製造会社を興し、衰退とともに消えていった工場が無数にあった。M30前後の入札には「満二年以上従事」の条件がついていたのでそうした新興工場がどの程度参加できたか不明だが、繁盛したのは官営鉄道だけでなかったと思われるので(鉄道建設自体が国内の経済状態の盛衰と直結的に連動してた)その目的ではなかったかも知らぬ。あるいは大工場が入札←中小工場が代理で製造し納入というようなことも多かったのではないか。とにかく需要が急増した頃に納入条件が厳しくなっているように見え(これは鉄道局よりも陸海軍の入札に顕著、陸海軍入札は監督者の履歴書を要した頃もある)、それは新参工場の粗製乱造に業を煮やした結果と思われる。その後は条件が緩和され従事年数の縛りは撤廃された(ように見えるがどうだろう、会計規則69条の証明云々とある規則は生きていて必須のため書かなかったのかも知らぬ)。このことと現場近傍に臨時工場を設けた者との関係や如何。北海道の久保煉瓦工場とか山陰線沿いの工場とか。中江煉瓦工場などはM40.5設立となっているのでM42.5以降でないと入札できなかったことになる。しかし物品購入の一部のみ2年以上従事の条件をつけているものがあったっけ、鉄道作業局の物品購入で。
M43、44辺りは極端に入札数が減っているが、この辺りから指名入札になったか物品購買も含めた請負に変わっていっているのではないか。
いろいろ言えそうなことはあるのだが広範過ぎてまとめられぬ。
_ マフラー巻き [おどろおどろしい文面ですね。 まぁ、そうじゃないと国家の行政として困るわな。]