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旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
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1941-09-17 この日を編集

[陸幼日記]九月十七日 水曜日 晴

昼間に於ては気温三十度前後ありたり。然して風一つもなかりき。故になお一層暑く、授業中は気がぼんやりなしいたり。午後の校外訓育は藤崎台の段山に行き、西南之役に就き話を聞きたり、菊池電車往復電車なりき。暑きこと此の上なし、然し佐倉の練兵場にて教練をなしいる兵の事を考えると一部分なり。これにてはだめとむち打ちて歩きたり。


1942-09-17 この日を編集

[陸幼日記]九月十七日 木 雨後曇

無為の日。午後は十三時に集合し陸軍病院にレントゲン撮影に行く。雨の為かむし暑く不潔なりき。田中に面会す。共に[文+子]びしときの面影今尚表われいたり。田中は唯完爾として眼を細めるのみ。其の心中察せざるべからず。病院内にて山羊に対する注射を見る。帰校十七時四十五分なりき。以外に脚がこわばりぬ。十四日の駈歩大部こたえたる模様なり。食堂の位置変え。緊張々々又緊張を常に念頭に置くべし。


1943-09-17 この日を編集

[陸幼日記]九月十七日 金 晴

今日は冬物検査準備等の為に朝はつぶるる。暑き日にして体操は執銃にて幅跳び。大部勝手が違えり。銃剣術、明日の行軍準備ついで体操に出る。着々高等体操実施中。何事も結局は体力がものを言うなり。以て予科の準備となさゞるべからず。又体操を行うと共に明朗なる気分を養う。眠くて自習手につかず。一回睡眠不足すると日曜まではかゝる状態一つには気のゆるみなるか。良好。


2005-09-17 ふう この日を編集

test

サイトを少し変えました.

生活サイクルは変わりませんでした

orz

【更新】

この部録"を更新した時はトップページに【更新】マークがつくようになりました.ツッコミが入った時は・・・どうかな?

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ あきら@大阪 [テスト。 前よりは見易くなったけど、携帯でのアクセスは出来なくなったのねorz]

_ nagajis [インラインフレーム→フレームに退化しちょりますけん(汗]


2008-09-17 山積みのやらなければならないこと この日を編集

[独言] どうも順番が違う

溜り溜ったタスクを片付ける。何がどれだけ溜ってるかもわからないくらいに溜ってるので上から順に片付けていくことになり結局FILO式な処理しかできてない。下のほうのはペチャンコに潰れているかも知れない。ところでFILO式とピロシキって似てるよね。

今号は内容もだが校正もちょっとおざなりになった感がある(あ、内容のおざなりさはnagajisに関してだけであって)。特にReaders' Voiceはこっちが責任持って(特に原稿作成するnagajisが)処理しないといけないのになあ。しまったなあ・・・。次回からもう少し早めに切り上げて、と毎回思うのだけれども、先手を打たなければうまく処理できそうにない。7月頃からその手の根回しを全く考えずに来たしな。ここいらでぐわっと片付けたいなあ。

そのまえに部屋を片付けたい。。。あらゆる資料がバラバラになってとっ散らかっている。ゴミと一緒に埋もれている毎日。しかし明日も廃道本。

[奇妙なポテンシャル] #62

ことえりさんは、「はいどうぼん」をへんかんすると、きまって

廃道盆

とまちがえます。ごしゅじんさまはやさしいので、おこりません。いつもていねいに

盆→ボン→本

とへんかんしなおして、おしえてあげます。けれども、ことえりさんは、あたまがすこしわるいので、おぼえられません。やっぱり

廃道盆

にへんかんします。ごしゅじんさまは、そんなことえりさんがすきです。


ごしゅじんさまは、たんごとうろくというきのうがあるのをしらないのでしょうか。いいえ、

廃道

ということばは、じしょにとうろくしています。ではなぜ、

廃道本

をとうろくしないのでしょうか。ふしぎでなりません。

ごしゅじんさまは、きっと、ことえりさんとあそびたいのでしょう。

そうやって、おしえてあげることが、こみゅにけーしょんのように、さっかくしているのかもしれません。

あわれなごしゅじんさま、というべきでしょう。


廃道盆に返らず

廃道になっちゃったら、もうどうしようもないよね。


2009-09-17 この日を編集

おわらねー・・・

[コアダンプ] 等比坑道・東熊野りながら思うことを歌に乗せて

何かが足りないと思うなら 自分で埋め合わせればいいじゃない

誰かが埋めてくれるなんて 思うから先へ進まない

eps変換 配置サイズ 97mm or 92mm? 点数減らせばいいだけのコト

投げ捨てて旅に出たいなら 好きにすればいいじゃない

そのあとの埋め合わせ できるならね

てにおはの誤 倒置法 覚えたての言葉は 使って覚えたくなる

逃げないで仕事をしなさい それがあなたの仕事

求められてない言葉綴る それもあなたの仕事

自分の言葉で 表現してと 叱った君は いまリッパな大人

だらだらとただ長い旅 たぶん何かが欠けてる

その何かに気づいたので 発行は18日

投げ捨てて 旅に出るのは ふて寝するより 簡単なのよね たぶん

[ORJ] でだ、

前振りの塊みたいになっている今回を何とか解きほぐそうとして苦労している。どう取られるかは人はいさ、だが東熊野街道はひとつの街道を辿った記録という以上の何かにしたいと思う。熊野街道のような場当たり的な連載ではなく。だからかえって「つなげる」ことを意識し過ぎてややこいことになっている。

しかもその試み、能力的な観点から言ってオーバーロードしてる。最初に立てた見通しの通りにいかないのはもちろん、数回に分けたせいでそれぞれの回の主張やそのテンションがバラバラだ。そのうえ前振りを振りすぎて山場が役足らずになってきた。自業自得だ。

そうやってtwittingするnagajisは嫌らしいぞ。やらしいぞやらしいぞ。やらしいとわかっていて、そう取られることを前提として書いている嫌らしさ。勝手に沈んでなさい。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ ホルモン焼き [気合だ!気合だ!気合だ!気合だ!オイ オイ オイ〜〜。 BY京子のおやじ。]

_ えも [作者遭難の為は無しですよ@時事ネタ 大丈夫、ゴールはもうすぐそこです。]

_ とと [↑意味わかりました。ただ無事を祈るのみです。 で、そ〜れはそ〜れとしてぇ…。み〜んなでnagajisを…。応援…しよう〜じゃぁ、ないかぁ…(声・若本規夫)]


2010-09-17 この日を編集

[独言] 頭痛い

物理的に頭が痛い。偏頭痛が取れない。何が引っかかってるのだろう。

体質的にこういうのは放っておくと自然に直るものなんだが。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ TEC [僕も偏頭痛もちなんで○ス○ス製薬のEV○ A錠を携帯しています。 脳外科に勤める身内の看護士から「タバコやめろ」と言われましたよ…]

_ nagajis [脳外科は勘弁してほしい・・・]


2011-09-17 この日を編集

※今日は大写真祭りの日です.携帯の方ごめんなさい.

[KINIAS] 見学会

参加してきた.現実逃避ではない,役務なのだ.そうに違いないのだ.仕方ないのだ.うん.

画像の説明
2011年の湊川隧道.今年で一般公開10周年を迎える.記念のイベントは明日も行なわれるらし.そして毎月第3土曜日は定例の一般公開日.グッと来た方はぜひ.

画像の説明
ナトリウムランプ下で無理矢理ホワイトバランスを合わすとこんな色になる.キモッ☆

画像の説明相変わらずなローアングル.人が入ると少しは変化が出る.しかしこれやると漏水の雫がかかって大変だった.

画像の説明昨日今日と雨続きだったせいか漏水がひどく,内部は水蒸気が立ち込めていた.以前見たような吸い込まれるような闇が写せなかったかわり全体的に明るめな仕上がり.

湊川隧道では神吉先生が案内をしてくださったのだが,その時に工手学校案内大正2年版を貸して下さった! わざわざ持ってきて下さったことに感謝.忘れず返すようにっ>nagajis

画像の説明
その後兵庫運河を見にゆく.写真は大輪田泊新川に架かる大輪田橋.大正13年竣工の3連アーチ.ちょっとわかりづらいがかなりスキューしている.50度くらいはあるんじゃないか.そういやスキューのRCの連アーチって珍しいんじゃないかしらん.

画像の説明側面は石張り,橋体は(多分)鉄筋C.迫石の処理が面白い.大半は斜径に対して直角に並べられている(すなわち普通のアーチの迫石と同じ)だが,橋脚に近い所の数個だけはスキューの方向を向いていて,橋脚と平行になっている.この数個だけがねじりまんぽ構造になっている要領.一見しただけではその変化がわからない.これは力学的な要求から来るものではなく表面の凹凸ができないようにする目的の処理と思われる.橋脚の高さを越える水が流れた時,凸凹があると水流が引っかかってあらぬ影響が出るかも知れない.見目も悪いしね,

画像の説明親柱もひどく凝った作りだ.本当はこの上に2m強の高さの石柱が載っていたが,震災で倒れて砕けてしまったという.その一個がたもとに置かれている.戦時中には空襲でこの橋の下に逃げ込んでいたところへ爆弾が落ちて大勢の人が亡くなったという.その慰霊碑もあって綺麗に手入れされていた.いろいろな見所があってなかなか面白い橋と思う.欲を言えば橋を正側面から見てスキューしていることを確認できるような視点場がほしい.大輪田泊の側から見えないこともないが水門が邪魔をして全景が見られない.

画像の説明そうして復旧された親柱の一つには何故かカタツムリが.

画像の説明
ワルそうな猫.とはいえ襟カラー外してボタン止めにキンキラの龍の彫り物が入ったやつをつけている程度.本当に怖いやつはもっと怖い.

画像の説明計算尺でおなじみのヘンミ! と思いきやそうではなかった.ヘンミ株式会社は始動用空気槽,オートクレーブ,汽水分離器,ステンレス製各種容器・圧力容器なんかを作っている会社.ヘンミ計算尺株式会社は今でも東京にあって半導体基板やその他いろいろを作ってる.もちろん計算尺も.特殊な計算に使うワンオフものとか作ってるんだそうだ.いろいろ勉強になるぜ!

画像の説明川崎重工兵庫工場.車輌の製造・修理を行っている.道路を横断する線路と踏切?があって……

画像の説明そこから覗き込むとこうなっている.どこの車輌だっけ.おっちゃん忘れちまったよ.

画像の説明
和田岬で見てみたいと思っていたJR和田岬線の旋回橋(跡).ここに着いた所で雨が激しくなったのは,「ニワカは(・∀・)カエレ!!」ということか.

画像の説明
旋回部分のアップ.旋回機能が完全に殺されていることがわかる(橋脚側のガイドレールは残っているがその上にコンクリ土台を噛ませていまの桁を載っけている).勿体無い気もするが回したところで幅3mほどの船しか通れないのだから要らないっちゃあ要らないのだろう.

画像の説明帰りにO先生の勧めで電車を入れて撮ってみた.ありきたりな構図で面白みがないかも知れぬ.動態物込みで静物を主人公にするのは無理がある.むしろPL+CPLとかして減光して(MD持ってないのである)車輌を流してしまったほうがよかったかも知れない.
画像の説明神戸のサッカースタジアムそばの公園に神戸市電の車輌が一台保存されている.最後に作られた車輌の一つで,広島で使われていたものが里帰りしたんだそうだ.

画像の説明帰りはJR和田岬線に乗った.誰でも知っているだろうことがいろいろ新鮮で面白かった.例えば和田岬駅には切符売り場というものがない.乗って次の兵庫駅で改札を出る前に買うのだ.んで電車の中には広告がない.たった一駅の線だし,朝夕だけしか運行されないし(和田岬の工場で働く人の通勤帰宅がメインなのである),というのが無い理由であるらしかった.

画像の説明

画像の説明で,神戸駅からモトコーを歩いて三宮から阪急〜と思いつつ歩いていると,神戸駅近くにD51があることを知る.あれ,こんなのあったっけか.

という感じでいつのまにか鉄道見学会になってしまった一日だった.

[ph.] 湊川隧道

画像の説明最後にもう一枚.残しておいてもしばらく使う機会がないと思う.傾き補正,シャープ一段.

[奇妙なポテンシャル] #252

画像の説明石材屋さんのフリーダイヤル.「1483」をいしやさんと読ませるのは良いと思う.しかし続く「37」の処理が甘い.画竜点睛を欠くのではないか.そういう文句をつけるやつは「( ゜д゜ )ミンナ!」ということかも知れぬが.そうして上手い代替案さえ思いつかない辺り業が深い.

ちなみに今まで一番センスがあると思った覚え方は大学時代の友人の電話番号.「0151」を「昼は憩(いこい)」と読ませるものだ.0は即ち0時=お昼で,「憩」は学生御用達の食堂の名前である.考案者はもちろん主将のIw氏

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ 高橋ま [川崎重工業車両カンパニーの電車は 左の前向きのが東京メトロ16000系、千代田線用のもの。 右の後ろ向きなのは、JR東日本E5系、東北新幹線用のもの。 カタツムリはそういうオブジェなのかと思った..]

_ 高橋ま [いや、よく見たらオブジェなのか。なんでこんなところに……。]

_ nagajis [その1つ上の写真にもカタツムリが写ってます.かわいくていいんですが,意図は不明ですね.]


2014-09-17 この日を編集

[pdf][ORJ] 総目次 1〜100号

れいのごとくに503なので告知が出せない。8月号ダウンロードページから落とせるようにしておくが、ちゃんとおとせるかは未検証。

総目次 1〜100号

これ作るのだけで一晩潰れる・・・前もって準備しとかんからいかんのだろうけど。

このどさくさに紛れてTRDBの号数を直しておく。ついでに廢毒の豊作不況を修正しようと思ったらすでに直ってた。ばかめ最初からそう買い手板野ではないか。

[納得がいかない] 分類される

「また大阪か」という言葉に飽きているのは、この言葉に飽きているというよりも、単純指向でレッテル貼りする姿勢に見飽きているというべきだった、と思った。「レッテル」というのが慣用語として普及しているから使うが、まあ「分類」でもなんでもいい。

自分の考えが及ばない事象、理解を超える何か、複雑に絡み合ったバックグラウンド、そういうのを細かく分析してみたり歩み寄って理解を試みようとしたりする労力を放棄して適当な(ここでいう適当はまさにテキトーの適当だ)言葉でもって分類した挙句「ま、自分には関係ないけどね」ヅラする輩の多いこと多いこと。曰く「若者の車離れ」。曰く「森ガール」。曰く「お弁当男子」。適当に持ってきた言葉を貼り付けることであたかもそれを認識し理解したつもりになっている輩の多さに辟易する。そういう新語をつけることが目的、つけたもん勝ちみたいな世の中に飽きている。格好良さげな言葉を無闇矢鱈と並べ繋げて必殺技名にしている子供のような幼さがある。子供のそれはまだ可愛げがあるが世間のそれは根源的に嘘臭くて受け付けない。

背後関係がそんな一言で表せたらなんの苦労もしない。しかもそういう言葉は今までに普及したことのない言葉というただ一点において目を引き耳を刺激し、その事象を上手に言い表しているように見えるのが曲者なのだ。当てはまって当たり前だ。そのために勝手に拵えた言葉なんだから。我田引水曲学阿世のために手前が作り出した造語なんだから。

そうして次の段階として、当てられた言葉が独り歩きを始める。草食系男子という言葉ができればあたかも世の中すべて波だらけ草食系男子だと言わんばかりに濫用される。自省を重視する姿勢にまで草食系のレッテルが貼られる。こっちにだって選択の自由があるのだ。気に食わない人間に手を出さないのがなぜ悪い。あ、話が逸れた。

咄嗟の時に発すべき言葉が見つからなかった時、最近耳にした刺激的な言葉が口をついて出てきやすいのはおそらく人間生理的に仕方ないことだと思うが、そんな時に流行中のレッテルワードが出てしまいやすく、無益な流通に加担してしまうことになりがちなのがまた納得いかない。A・ビアスは辞書編纂者を地獄に落ちるべき人種と定義していたが、本当に落ちるべきなのはそういう恣意的な言葉で恣意的に分類をし始め広めようとした人種なのではないか。どうだ自分の分析は正しいだろ的な天狗面で「ドボジョ」とか言い始めた連中なのではないか(あえてドヤ顔とは言わない)。

というわけで、nagajisを見かけてへらへらしながら「ナガジスやー」とか抜かしているやつは地獄に落ちろ。端的に言って死ね。あ、また話がずれた。

流れが面白かったので批難訓練してみたがやっぱり語彙が貧弱なのな。『原始人』もう一度読め>nagajis。てか人を罵倒しなければならないシチュエーションにあるわけでもなんでもないのだが何故こうもカリカリしているふうを装わなければならんのだ。さては飯盒の底が焦げたか。

多分あれだ、書いた翌日に間違っていると間違えてた自分の頭の悪さをドツきたいんだろう。

[独言] デスクトップ検索

casketの中身だけ配布したら検索できるんじゃね? と思ったがそんなことする以前に7から中身検索が実用的になっているのだった。おわり。そろそろサイトのもインデックスしとかななぁ。いちいちSSHでログインしてやらなあかんのが面倒だ。

あれ、そこcronにしてなかったっけか。それとも、FastCGIになってからshよびだせるようになったんだっけか。

[独言] 検索設定

101号まで済ませた。しばらくやってないとやり方忘れるなあ。あltぢrに書き込んでnnするんだろがこのウスラハゲが.

しかもペペロンチーノに唐辛子を入れ損ねるという体たらく.ダボが.


2017-09-17 この日を編集

[ネタ] 栗田峠掘り下げを掘り下げにゆく

TUKAさんに突っ込まれた件は書いた本人も気になっていたところなので京都府立総合資料館へ行って原典に当たってみることにした。今は名前と場所が改まって京都学・歴彩館とかいうものになっている。

さいきん喋ることが少なくなったせいでnagajis語が他の人に伝わらない。窓口の人に公文書のこれこれを読みたいと伝えたのに図書しか検索してくれぬ。引用本の引用を見せてやっと公文書と理解してもらう。隣の窓口へ行ったら今度は古文書担当さんが来て「ああこれ公文書ね、他の係につなぎます」といって待たされる。それほど言葉が通じないのかと気が滅入るばかりだ。

該文書はほんとうの意味での原典ではなくて、売間九兵衛が府に提出した願書を書き写したものだった。故に原典から1クッション置いたところにあるうえに担当者が相当なクセジュ、もとい癖字である。読めそうで読めない走り書き、例えていうならアジ歴の由良要塞関連のアレくらいある。それでもアレで鍛えられたせいか結構読めてしまい我ながら驚嘆した。

肝心の「三十五間」のところ、現場では「三十五尺」と読み、なんだ11.6mの掘り下げならあり得るな、と納得したのだけれども、撮影した画像を帰りの電車のなかで確認し、くずし字サイトで裏付けしているうちに「間」なのだと思い直させられた。ないわけではない略し方なのだ。実際の地形も、10m程度の掘り下げでは劫も役に立たない。

「順上ニ仕掛ケ」の後2文字に苦労する。発破、だったらずいぶん様相が変わってくるし、何だろうこれ、と最後まで悩んだが、何の事はない一文字目はその直前に出て来る「コットイ谷」の「谷」であった。+1文字であり得そうなのといえば「崩」しかねえ。児玉せんせえのくずし字解読辞典にもないくずし方だが省略すならそうなるだろう。

結局のところ、この文書からは「コットイ谷の水を頂上に仕掛けて谷崩して流砂を以て絶頂上より三十五間切下げること」と「その土砂を水力で海岸に押し流す」ことが読み取れた。図でもついておれば良かったのだがそこまで親切ではなかった。コットイ谷ってどこだろう。

この写し、後半になるほど略がはげしくなっていて担当者がだんだん疲れていっているのが読める。そのせいか売間九兵衛の住所がおかしい。与謝郡第一組波路村でなければならないはずなのに与謝郡第一組波町になってる。順上も頂上でないと意味が通じない(順当に上からという意味かも知れぬが)。

そうそう、担当者さんが親切に教えて下さったによれば、該綴は「文223882」であるそうだ。

[ネタ] 何のことはない

2枚めの発起人売間九兵衛の間がソレだ。


2018-09-17 この日を編集

[][煉瓦工場] 大阪煉化石 大阪毎日M23.3.24.5面

●煉化石 府下西成郡炭屋新田なる大阪煉化石製造会社にては益々其業務を盛ならしむるため今回株主の衆議を経て従前の製造窯の南側へ東に高さ十二間南北五間焚口十三口烟突直径五十尺を増築致度旨昨日頭取岡島嘉平治より府知事へ出願せし由

大阪煉化石。大阪北部ではかなり大きな工場だったはずだが詳しい業態がわからない。岡島嘉平治(岡島嘉平次)って新田の開墾に功績のあったあの岡島氏なんだろうかと思ったりするが微妙に歳が合わない気もする。平尾新田は宝暦7年(1757)に開墾許可。明治23年は1890年。うん、同一人物なわけないか。代々継承の名前ならともかく。→恩加島新田は文政12年(1829)に検地。これは2・3代目の岡島嘉平次の業績。

「南側へ東に」という文言にハテナマークが浮かんだが、たぶん登り窯なのだろう。焚口十三口というのは側面の6×2+最下面の1か。しかし煙突直径「50尺」ってでかすぎやしないか。15mもあるわけがない。

[][煉瓦工場] 堺著名の工場 大阪毎日M22.4.6.2面

●堺著名の工場 府下泉州堺に於て著名なる工場は第一煉化石製造場にして之れに次ぐものは土樋製造場、紡績、綿実絞油業、精米業の四種なるが内蒸気機械を用ゆるものは五工場にして公称馬力は総計一百二十七馬力なりとぞ又煉化石製造所八十ヶ所にして三十竈を備え一ヶ月平均三百万個の煉化石を製出し又精米所は三ヶ所にて搗き臼一千百七十九、摩擦機十三を備え一昼夜に平均三百五十石を精げ之れに使用する松木は大概四国、中国より輸入し一ヶ年の焚料は四百六十万九千八百貫目此の代価五万五千三百十七円六十銭の多きに至るより四国、中国等に於ても追々松木の欠乏を来し従うて年々価格を騰貴し各製出品の価格にも自から影響を及ぼすを以て今般本府農商課加藤属が同地へ出張し各事業家に就きて速やかに竈其他の改良をなし成るべく石炭を用ゆる様にすべき旨を説示せられたりと云う

第一煉化石、で区切ってはいけない。第一に煉化石製造場、だ。木材の消費量はたぶん他業との合算と思うけれども、4609800貫=17286.75トンと計算してみてもあまりピンと来ないが、1日あたり10トン積みのトラック5台分の松を燃やしてた計算になる。うーん、あり得そうではあるけれどもやっぱりもったいないな。「煉化石製造所八十ヶ所」というのは素地製造所も含んでいるのだろうか?それとも八ヶ所の間違い?後者なら一所あたり3窯強でまあわからないでもない。数もだいたいそんな感じだと思う。

[][煉瓦工場] 大阪窯業会社 大阪毎日M22.1.22.2面

●大阪窯業会社 西成郡木屋新田なる大阪窯業会社は従来一万円の資本にて硫酸を盛る瓶の製造を専業なし居りしが昨年中四万円を増株して都合五万円とし更らに煉瓦の製造に着手するの都合にて本月一日より先づ其新築の釜を焼き試み居たる処昨今は完全の結果を見るに至りしと云えり尤も右新築の釜は日本在来の焼揚仕懸にあらずして焼き廻わる仕懸けとなし十六個を据え付け其第一号より順を逐い段々と焼き廻わり行く手筈にて同会社十六の釜を以て一昼夜に焼揚げる高は一万五千個なりとぞ

ホフマン窯の特徴をよく端的に言い表している。ただ一房を一窯と数えている節があり(そういわれればそうかも知れぬが)この頃の釜数計算のことを眉唾して考えなければならぬかも知れぬ。

社史では硫酸瓶製造時代にもパン瓦と称して煉瓦のようなものを製造していたと書いてある。製品煉瓦は上記記事の通りホフマン窯を作ってから本格的に作り始めたのだろう。実際この頃から大阪窯業の煉瓦販売の広告が掲載され始める。わずか数行の小さな広告で、これが後の「西の横綱」になると思うとちょっと胸熱だ。

[bdb] 反映

http://bdb.kyudou.org/

昨今の知見を反映。工場所在地ごとにグループ分けしつつある。親カテゴリ設定したほうがよかったかも知れぬがこの数になるとなかなか面倒だ。欲を言えばエリアの配置が非常に雑。京都と滋賀をもう少し前に持っていきたい。

改めて眺め渡してみて、よくまあここまで収拾したなと思う。情報や煉瓦を拾い集めたという意味もあるけれど、雲のように漠然として散り散りばらばらになっていたあれこれをここまで収束させ得たという所に我ながら感心してしまう。ものを見つけるのはたやすい。情報も根気さえあれば机上で済む。その二つをちゃんと結びつけて整理して、さらにそれらの重層を解きほぐし結び直してやってきたところに、なんとまあご苦労様なこったと言ってやりたくなる。


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