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旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
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2008-10-02 ユメ この日を編集

[奇妙なポテンシャル] #63

画像の説明飛行機の室内のような所にいる。客は少ない。というより空港に着いたので降機しなければならないようだ。2+4+2列になった広い座席の4+2の間の通路を、何やら大きな荷物を抱えて通る。居眠りしたままの乗客が独り。降りすごして元の空港に戻ってしまったりしないだろうかと心配する。

画像の説明通路を抜けていくといつのまにか操縦席に出てしまう。コクピット、というよりも列車の運転席のようだ。電車みたいだ、と思った途端に眼前の窓の外は駅構内になってしまう。ここからは見えない機体の下から伸びる二条のレール。さてはこれ、新幹線だったか。

誰もいない運転席からは誰もいない駅構内が見える。目の前は操車場のような広い敷地。なぜか在来線のそれのような草々した広場だ。空が青い。視界の果てにはやわらかな低山の山波が見える。

ここでふと、新幹線を運転してみたくなる。どこをどう動かしたのかは覚えていないがともかく新幹線を勝手に操縦し始めてしまう。ゆっくりと、そして車のトップスピードほどまで速度が上がり、駅を離れてゆく新幹線。

画像の説明止める方法など知る由もない。むしろ「行け行けどんどん」な高揚感でもってずんずん突き進んでいく。新幹線はやがて操車場の果てに至り、車止めもないその軌条の先の、赤錆びたレールへと突入する。青草に包まれ枕木も埋もれた線路はまるで廃線。しかもレールの幅が広すぎる。脱輪の感触。さすがにまずいと思った。脱輪してしまったら、バックで戻ることもできないじゃないか。そうしてその勢いのまま小橋を渡り、その向こうの荒涼とした広場まで突っ込んでいってしまう。

この辺りから罪悪感が襲ってくる。やばい。怒られるかも知れない。怒られるどころではない。逮捕だ。お縄だ。こっそり戻さなければならない。しかしどうやって引き返そう? そう思っているうち、(現実には絶対あり得ない取り回しだが)レールがうまくループしていて、引き返せることを発見した。こちらに入れば。

画像の説明脱輪しガリガリとバラスを噛みながらも方向転換する新幹線。そうして全く逆向きになることに成功した。このまま進めば駅に戻れるだろう。しかし新幹線は脱輪している。先ほど渡った小橋の上の、土くれと雑草にまみれた軌条はすっかりボロボロだ。まるで片輪走行をしたかのように一筋の堀返しができている。しかも、さっき渡った小橋の向こうの土砂盛りの陰に、慌てふためく整備員たちの姿がちらりと見えた。やばい、新幹線がないことに気づかれている。小山のこちらの新幹線にはまだ気づいていないようだ。逃げろ。

画像の説明何故か、反対方向へは逃げない。その小山を右手に回って、駆け回る整備員たちの傍らを縫って走り去ろうとする。犯人がわかっていない=顔を見られても不審に思われるはずがない、という思い込み。事実小走りに駆け抜ける整備員とすれ違うがこちらを見向きもしない。大丈夫だろう。しかしそう思う自分もまた駆け出している。その行為の怪しさにはまるっきり気づいていない。

やがて周囲は里山の遊歩道とでもいう態の薄暗い森になってしまう。土々した谷。川筋に沿う小道。薮の斜面につけられた捷路。そこを青い服青い帽子 の整備員たちが新幹線を探して駆け回っている。小路を外れ斜面を駆け上がって逃げる。階段状になった岩崖に取り付き、登っていけば、岩盤だと思っていたその崖が実は巨大な一枚岩だと気づいて感銘を受けたりもする。その傍らを整備員が駆け抜ける。

画像の説明谷の高みを巻いていく小道はやがてぐるりと巡り始め、小山の向こうへ下っていこうとする。この場所から谷側を見ると水路の跡の如きもの。使われなくなって久しい廃水路のようだ。逃げなければならないという切迫と何だろうという好奇心から道を外れてその水路のほうへと降りて行く。

画像の説明コンクリート製の水路は朽ちてスカスカだった。底に穴があって空が見えている。ひどく切り立った斜面のようだ。しかし恐怖を伴うような高度感はない。それは周囲を包む杉林の鬱々さのせいだ。じめじめしている。崖の上から宙に向け、朽ちかけているとも生きているとも取れるような木々が大水の直後の取水堰堤のごとくに絡まり合いながら伸びていて、その隙間からはるか下方の杉の森が見えている。こっちへ逃げよう。

宙に絡まる木の幹と木の枝とを八艘飛びして駈けてゆく。湿気た杉丸太の滑りやすさを思うが足元はマジカルフォレスターだ。むしろそれより捕まりたく無いという一心が、そしてこのままどこまで行けるだろうかという心持ちが追い立てる。気にしているひまなどない。だんだんと木の幹が細くなり、太い枝を踏むようになって、さらにその先の絡まった杉へと飛び移り。

画像の説明ついにその先に飛び移るべき杉の枝が無くなった。かわりに奇妙な、全く逆向きになった杉の木が数本、足元のやや離れたところに「生えている」。ジャンプして3mほど飛び下りれば取り付けそうだ。

画像の説明えいやっ、と飛びながら、ひょっとしてあれは朽ちた杉なのではないかと疑ってしまった。その通り、逆さ杉は朽ちていた。根ごと倒れた杉が杉の絡まりに引っ掛かっていただけなのだ。うまく飛びついたのはいいが、その重みで杉の絡まりから抜け落ち、その格好のまま、落ちていく。

画像の説明「ああああー」と落ちていく感触はマンガのようなスローモーション。そのスローモーのせいで命の危険を感じない。相当な高さがあるに関わらず「助かるだろう」という確信めいたものさえある。そうしてその通り、フカフカの杉の葉の敷き詰まった地面にボトリと落ちる。杉の木の空位抵抗があったのと、着地のショックを垂直になった杉が吸収してくれたようだ。

とりあえず助かって、逃げおおせた。家に帰ってくる。実家にいる。誰もいない。しかしこのまま匿ってもらうわけにもいかない。遠くまで逃げて来たせいで余計に心が重い。指紋が残っていたりしないだろうか。いや自分の指紋なんて今まで採取されたことはないからわからないはずだ。荷物はどうしただろうか。持ち出したはずだよな。そのうち追っ手がこの山のなかまでやってくるかも知れない。家族に顔を合わせる前に天井裏へ逃げようか。そうして必要な時だけこっそり抜け出して。

そんな生活は、いやだ・・・。

・・と思ったところで目が覚める。心底ほっとする。いろいろ病んでいるのかも知れない。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ いし [変な夢って、目が覚めた直後に全部記録しておくと、 あとあとかなり笑えますよね。]

_ nagajis [見てる時にはホンキなのですけどね。何でこんな展開に疑問を持たないんだ、って思います。 訓練すれば夢だと意識して夢を見られるそうですが(明晰夢、でしたか)、そんな境地には到れないようです>nagaj..]


2010-10-02 この日を編集

[独言] うーむ

外で無くしたと思っていたPLが、別の探ものをしている時に出てきた。が、諦めてケースを捨てた後だった。同じサイズのものが手に入るだろうか・・・そりゃカメラ屋行けばあるだろうが、買い直すのも(わざわざ買いに行くのも)面倒だ。

どうもこの部屋、必要なときに必要なものが出てこない仕様になってる。で、終わったころにひょこっと出てきやがるのだ。

あ、ひょっとしたらあれを取ってるかも。見てくる

あったがステップアップリング込みだとハインネエ!

アフタヌーンティーの缶がぴったりなのを発見。レンズカバーも入るぞなもし

[奇妙なポテンシャル] #199

画像の説明何事かと思った。


2012-10-02 この日を編集

[奇妙なポテンシャル] #282

画像の説明

ふさふさ。ふさふさ。かさ。

大写真ばかりだと間違えて開いたときに面倒だ。


2014-10-02 この日を編集

[] 三島由紀夫『金閣寺』

金閣寺。金閣寺を焼かねばならぬ。金策に焼かねばならぬ。柱一本残してはならぬ。焼かねば自分の人生が生きられぬ。そういうお話である。

ふと手にしたこの本を読んでしまっていろいろと後悔している。吃りであることに負い目を感じ空気のような存在でありたいと願う主人公と自分とが重なったりとか破滅の甘美に舌なめずりに思い当たる節があるとか。やがて大事なものに火を放って台無しにするんじゃないかと思ったが案の定だ。いまのご時世、マッチなしでも金閣寺に放火することはできるのだ。

しかし解せなかったのは、主人公にとっての人生とは何だったのか、ということ。女を抱こうとした途端に金閣寺が現れるということは、女=人生、あるいは女ー>結婚ー>子供ー>往生というスキームをば人生だというのだろうか。私はそれが理解できない。よい女性を娶って子を残して孫に囲まれて死ななければ人生でないのか。それ以外の人生は人生として認めてもらえないのか。金閣寺に火を放ってまでして勝ち取らねばならなかったことなのか。「それ以外も人生だ」、と言い切ってしまえばただの自己肯定にしかならないとも思うが、あんまりにステレオタイプでつまらない。そういう愚かな、つまらない人物として三島は描いて見せてくれたのだろうか。

現実がどうあれ、またそれが実現可能かどうかはさておき、いま自分には心からやりたいことがある。外因誘発的アラウンドドリブンな 「やらねばならないこと」ではなく、自分の中から発露した「やりたいこと」がある。それは幸せなことじゃなかろうか。それを可能な限り追求し、あわよくば全うすることが、私にとっての人生であり金閣寺から庇うべき抽象物なのだと思ってみる。

[] かく

今回こそは14日中に完成させるッ!と息巻いてみたものの案の定な進み具合で呆れている。「梅田地下オデッセイを歩く」は写真不足が次々明るみになりこれで3度目となる梅田徘徊を余儀なくされた。23時になっても人混みの途絶えないミズノ前を撮影するのに苦労したうえラストシーンの最適な構図を見誤ってイマイチなclimb max。あそこはどうやっても無理なんじゃないか。柱が邪魔すぎる。西梅田駅構内から狙っても同じような写真にしかならないだろう。

定点観測は地図を乗せようかどうか思案の段階で置いてある。これも早く片付けとかないと知らないぞ。んで西熊野は全くの手つかずだ。大記事2つは無理かなあと弱音が漏れる午前三時。

[] 筒井康隆『文学部唯野教授』

学生時代に単行本で読んでいたが引っ越しに際して手放してしまい内容もうろ覚えになってしまったため文庫本を再取得したわけだがちと丈が長い特殊サイズゆえ100均カバーが使えないのはどうでもいい悩みとして脇に置いておくとしてもいやはやこういう面白い本はあまり読むべきじゃねえなあと認識を新たにした。影響されないわけがないじゃないか。

読み直して気づいた。そうか自分は唯野教授に憧れていたのだなと。文学や批評理論の構築がしたかったわけでは決してない。処世の立ち回りを汲々しつつもこなしつつ自分の真にやりたいことを追求している教授のような生き方を是と思っている節がある。とはいえその実生活を支えるにも至らないORJで自涜を続けているにすぎないわけだからなあ。

[奇妙なポテンシャル] #三百数十幾ら

ふいに

nagajisダメ、ゼッタイ。

などというフレーズが湧いてきて壺に入った。常習性がどうとかいう巫山戯たことをいうつもりはない。あるのは自堕落な義務感とだらしのない習慣だけだ。


2017-10-02 この日を編集

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1261667/92

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1084089/42


2019-10-02 この日を編集

[][由良要塞][現代本邦築城史] 深山砲台の「平巻き」

第十四条 穹窿

一 「べトン」穹窿

(略・型枠使用の場合)

「ベトン」の下層に平二枚煉瓦積を施し枠の厚紙に代用するも妨げなし但し其端末を前面壁の表面に露出せしめざるを要す

現代本邦築城史』が国デジコレにあるのを発見し、鵜喜鵜喜しながらM27改正「砲台建築仕法通則」を読んでいたら、興味深い記述を発見した。この示方書のなかで平巻きが言及されている。型枠にセメントが付着しないよう厚紙を敷いてから巻立てるのが通則だが、その厚紙の代わりに「平二枚」煉瓦積みを施して巻いても良いとしておる。なるほど、深山砲台の砲側庫や通路隧道部のあの巻きはその意図で行われたものだったのだ。

画像の説明画像の説明

そうして「前面壁の表面に露出せしめざるを要す」というのが地味に重要だ。第一砲台の砲側庫や通路隧道部のアーチは確かにアーチ端にモルタルを盛って煉瓦を隠している。外から見るとベトンのアーチに見えてしまう。けれども内部は平をこちらに向けた煉瓦巻なのだ。この状況は第一砲台の付属砲台でも同様。

画像の説明

その一方で、第二砲台で唯一残っている砲側庫にはモルタルが塗られていない。そうして確かに内側2枚が平巻になっている。

第2砲台はM25.1.着工、M26.7.竣工で、「砲台建築仕法通則」の改定前に竣工している。第1砲台もM25着工だが6月に始めてM30.8までかかっている(これは確か付属砲台のほうに時間がかかったんじゃなかったけか・・・)。厚紙代わりの平巻が第2砲台で試されて、それ自体はOKとわかったが、表に目地が現れることに不都合が見つかったかして「砲台建築仕法通則」改正の時に付け足されたのだろう。そうして第一砲台の仕上げに前面の塗りが採用されたと。目地が表にあるとその目地を伝って内部に水が染み込むはずだから、それを避けてモルタルで平らにしたのではないか。その延長線上にアーチ裏の溝があるはず。

由良要塞の建設は築城部にとっても施工テストの意味があったように見える。由良要塞にやたらいろいろなアーチがあるのも「砲台建築実験場」としての意図が読み取れる。

[現代本邦築城史]由良要塞=仏式

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11223513/42


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