nagajisの日不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
ad
ふとそんなことを思って概算してみた。記録がある明治15年から昭和13年まで、明治前半期は赤煉瓦耐火煉瓦がごっちゃになった値だけれども、大阪府下の工場だけで
3,919,851,982個
を作っている。明治36年のデータが抜けているので、前後の年度の平均をとって70,000,000個は足さないといけない。そうするとまあ40億個くらいということになる。
1個あたり2kgとすると800万トン。日本の1年間の廃棄食品の量とか1年間に海に流れ込むプラスチックゴミの量と同じだそうだが、ちょっとピンとこない(むしろその量が煉瓦40億個分だと思うほうがわかりやすそうだ)。
敷き詰めるとどうなるか。煉瓦一個の面積を22cm×11cm≒0.025平方メートルと大目に見積もって、だいたい100平方キロメートル。33km四方。堺市の面積が150平方キロメートルというからその2/3を覆うことができる。意外と少ない感じがする。
×小口の厚さがあるわけだから、それだけの土を掘り取って煉瓦にしたということになる。表面積的に考えるとそうでもない感じがするが、良質の土は局所に集中しているからな。山の1つ2つはなくなっていそうだ。
そんなにたくさんの煉瓦を作ったはずなのに、さてその煉瓦はいまどこに? 埋もれているのか風化してor崩されて土に戻ったのか。舞洲あたりにむっちゃ埋もれてそうだがな。
上の数字は大阪府統計書から主に取っているので府に登録している工場の自己申告の値と考えたほうがよい。最低でもこれくらい、だな。