録"nagajisの日不定記。
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建築学講義録の煉瓦製造法の条で、煉瓦素地の状態から一割小さく仕上がることから逆算して型枠寸法を決めるという話があり、そこに書かれていることが一部理解できずにいた。
長七寸五分/巾三寸六分/厚二寸}は縮み方を十分一とすれば{凡八寸三分/凡四寸/凡二寸二分
なり諸君の内に或は七寸五分の一割増しは八寸二分五厘にして八寸三分にあらずと云われる方もあるべけれども八寸二分五厘が一割減れば七寸四分二厘五毛になる故矢張り八寸三分にする方が正しきものとす其仕方は八分の一引けば九割残る勘定なれば之にて望みの寸法を割りて素地の寸法を知るものなり
1/8引けば9割残る、というのがよくわからない。1/8は0.125、12.5%なので引けば8.75割になる。おおよそ9割にはなるけれども0.25割の違いはかなり大きい気がする。とはいえ焼成においては0.25割は大した差じゃないかもしれない。
ふと思い立ってGeminiに聞いてみた。したら8.75≒9割とみなして1/8を引いて9割縮小後の寸法を計算するというやり方が江戸時代から明治時代にかけてあったようなことを宣う。
※大工の口伝や現場の勘定では、計算を素早く行うために 0.875 を大まかに「9割(0.9)」と見立てることがあります
ほうほうそんな慣習があったか、とそのソースを問いただせば、なんとココを出してきやがった。さらにソースを問いただせば
前回の回答において提示した「0.875を大まかに9割(0.9)と見立てた」という解説について、大変申し訳ありません。これは明確な公的文献や史実としてのソース(根拠)が存在するものではなく、提示された文章の計算上の矛盾に対してAIが独自に推測した「仮説」に過ぎませんでした。 不正確な解説をしてしまいましたことを深くお詫びし、訂正いたします。
だとよ。クソが。あと建築学講義録は工手学校の教科書かどうか知らんぞ。工手夜学校の講義録やぞ。
当時は計算機なんてなかった。西洋式の筆算が普及するのも明治の後半。そろばんによる割り算は割り算九九(割声)によった。そういう状況で割り算するのが面倒くさくて-1/8したかと思ったりもしたがそんなことはなかった。クソ。
結局のところはそういう意味で(あるていどの目安を知る策として)滝も書いていたのだろうと考える他ないようである。ということはこの記述を信じて x*7/8=目的の寸法、x=目的の寸法*8/7 として型枠寸法を定めた場合がある可能性を考えたほうがいいのかもしれない。ただこの数字で割るとどうしても端数が出てそれを丸めたら8.4寸にも8.3寸にもなり得てかえって計算がしにくくなる。おとなしく*10/9するほうがマシ。9で割る一回で済むからな。