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旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
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1941-11-10 この日を編集

[陸幼日記]十一月十日 月曜日 晴

兵器検査のため六時起床し三十分朝食し、以後は準備とす。二十分間なりというも、予には大だげきなりき、然しこれ則ち訓練なりと思えば何ともなし。何故か一日中ぼーとして学科にも実入らず。体操の方面、入校時に比し向上したること明かなり。


1942-11-10 この日を編集

[陸幼日記]十一月十日 火 晴

昨日より一層寒く遂に霜柱を見たり。今日より日朝点呼は室内にて磨擦を成す。博物小考査あり。午後は工作にて甲型回路試験器によりて電圧の測定実験をなす。後僅かの時間を利用して一七・二〇まで剣術に行く。誠心こめて真剣になすべし。
一日の生活が愉快になりたり。特に自習時間に至れば一日の経過の早きと共に消灯までの僅かな時間を喜ぶ。何故か此の事を思えば勉強に精が出る感して愉快なり。〔欄外朱「誠に結構なり」〕 特に今日は予定を立て、其の通りになす事を得たる故愉快に能率上りたり。要は月日の早きを知りて其の努力の跡を喜び一層五省に沿うべく勉むるにあり。
今日は統彦の誕生日にあらずや。嗚呼残念なり。僅か一〇〇日にして世を去る。我にあと一人の弟ありたりと思えば残念々々にて泣くにも泣かれぬ気持なり。


2008-11-10 うー。 この日を編集

[ORJ] 北摂線描

やっと終わった・・・。高々50upの峠に何でこんなに時間をかけているのか。

(追記)今回はやっとこさ浮峠に到達。案外さっくりと終わるかと思いきや、前フリでぐだぐだ言ったり変な道を見つけたり妄想に耽ったりします。また長いです。ご了承ください。書き上げて「これって熊野街道と被るんじゃね?」などと思ってしまったことは秘密。そのうえ今回はあまり自転車旅の話が出て来ないんだよな・・・>熊野街道。まあ、所詮は埋め草、気にせず絶賛水増し増量中。

この探索の時にはらがたわ峠まで足を伸ばした。倶樂部はもちろん「廃道をゆく」でも紹介済みの出涸らしネタ。写真撮り直すだけになるだろうなあ・・・と思ったら、それでもいくつか新発見があったりして。やっぱり道は面白い。&塩田さんに感謝。

[ORJ] 廢毒#31

テキスト入力の続きをする。行けても3年分だろう。マジ打ちしすぎ・・・&思ったより進んでなかった。あうあう。徐々に慌てている。

地方通信wikiの回と同様、向こう数号はテキスト打ち込みと断片的紹介で進む。最後にwiki化。今回はもうちょっとwikiの特性を活かした作りにしたいな。継続して出てくる話題(永代橋とか市政調査会館とか)についてはページ立ててそこから見られるようにするとか。このへんはperlか何かでちょろちょろっと・・・というのは甘い罠かも。そもそも道路の話題がごく少なくて建築・港湾・河川が大半だったりするのはいつもヒネクレタ企画しかやってないnagajisへの当てつけか。始める前にもちっとサンプル収集しておけば良かった。そもそも何号で工事タイムスが終わるのかまだ確認していない。

[独言] KINIAS講演発表

とりあえず終わったので書いておく。終わる前から書いていると失敗しそーな気がして。実際書かずに沈着してたのが功を奏したかも知れない(などといいながら随所で溢れてシミ跡つけているのはいつものことだ)。

KINIASで研究発表 with pdfプレゼンしてきた。いや、させてもらった(自己申告制だからな)。何の肩書きもない私にも発表させていただける場があるというのはとても有り難いことだ。

実はnagajisはパワポを使ったことがなく、そもそも専用ソフトでうんたらかんたらするのが嫌いというひねくれ者だ。発表のためだけに70ページくらいのpdfを作った。最初は高橋メソッドで、と思ったけれども写真説明に時間を食うことが判明し(当たり前だ)逆に写真説明に徹するプレゼンにした。改修史とか何とかいいながら歴史部分をぶっとばした作り。中途半端に字がでかく中途半端に枚数が多いのはその名残り。

何で廃道なのかという話から始めて歴史説明して遺構説明して。30分なんて長過ぎるぜ、そんなに喋ったらパロール1年分使い切ってしまうぜなどと思っていたにも関わらず最初に作った案は50分を要した。泣きながら削って削って削って削って削って半分にした。大学の時と同じ、一語言い間違えたら雪崩を打って淀んでしまってTHE ENDという、しゃべくりプレゼンの出来上がりという恐ろしい事態に突入したのが発表2日前。泣きながらブツブツ練習した。

本番。とりあえず時間内には終わったが、それでも一部飛ばした。余計なことを言わなかったかわりゴニョゴニョで誤魔化したところがいくつか。けれどもまあ、こうして生きているということはとりあえず上手く行ったんだろう。それ以外のところで大ポカしでかしたが。ははは。

教訓:成せば成る。
本気で言いたいことを伝えようと思うならその分本気にならないといけない。
写真のコントラストはもっともっと強くつけておくべき。
銀行のシステム移行には気をつけよう。

この発表が直接廃道本の売上げに直結するはずはなく(いや、したかも知れない、1、2冊くらいは…)、当然ORJの売り上げ倍増になることもないだろう(こちらは間違いなくないだろう)けれども、全く異なるベクトルの場あっちゃこっちゃに首を突っ込んで何やようわからん廃道教を吹聴して回る役がいてもいいんじゃないかと思う。ネットの片隅で廃道を叫びつつ現実世界に侵攻し時には学術的場面に首を突っ込んで亜河童時もとい赤ッ恥を掻いてみたりして。道化師の役なら慣れているしな。踊れ踊れ、真っ白な灰になるまで踊れ。廃道に突き刺さるような人生であれ。

…で、そのプレゼンpdfを次号につけて+1企画、とか考えているnagajisは哀れである。欲しい人いたら教えて下さい。20MB。いなかったらホントに+1されます。ORJまた重くなります(さすがにこのままつける訳にはいかんなあ・・・)。


2009-11-10 モゾ この日を編集

モゾ

http://yamagata-np.jp/news/200911/10/kj_2009111000167.php

犯人はnagajis

一人逮捕されますた

[独言] ToDo

結局BEST!進められてないな・・・次月に入るとずんずん遅れてしまう。申し訳ない。

それ以外の仕事は結構頑張ってると思う・・・次号は寄稿が3件もあるよ!(表紙写真の投稿含む)ってこれは自分の頑張りじゃねえよなあ。

[pdf] 透過

AIの上位バージョンにより透過つきで作成されたpdfをAcrobat5.0でps化しDistillerにかけると透過が保存されることを発見。厳密にいえば透過部分を別画像にしてくれる。4.0で保存するとベタになってしまう。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ The Kate [通報しまた]


2011-11-10 この日を編集

[奇妙なポテンシャル] #260

というわけで校了祝いに吉野家へ行った.吉野家へ行くと,生姜入れのトングの扱いというか,トングを生姜入れにどのように収納すべきなのかが気になる.毎度々々気になって仕方ない.

画像の説明よく見られるのは,トングの一方を器の内側に沿わせる形で真っ直ぐ挿し込む収納法だ.「垂直法」とでも呼んでおこう.この方法は店員さんが生姜を詰め直した後でやっているのをよく見る(気がする)からオフィシャルな収納法であるのかも知れない.生姜は固体であり,トングを自由自在に突っ込むことができないことは言を俟たない.その点器の内壁に沿わせる「垂直法」は条件如何に関わらず施すことができる.簡単かつすっきりする収納法と言える.

しかし,トングの片方が外に出てしまうのは少々いただけない.衛生面の点で瑕疵がある.トングの作用点に埃がつく可能性があるのは明白なことで,生姜のかけらがついたままだったりしようものなら次回使った人が干からびた生姜を食うはめになる.自分以前にその場所に座っていた人物の飛散唾液がついている可能性だってなきにしもあらずだ.特にこれから寒くなる季節.インフルエンザ菌が付着したりしたら宜しくないのではないか.いや,自分はどうでもいいのだが,リターナブル箸すら使いたくない人のために割り箸を用意しているような吉野家なのだから,そこまで徹底したっていいんじゃないかと思う.

画像の説明トングの先端を保護する観点からは,器に突っ込んで蓋をするほうが宜しいように思われる.先の命名に倣って「水平法」と呼ぼう.この収納法も,万全のように見えて陥穽がある.蓋に開けられたトングを通す穴の径が小さいために,蓋と本体との間に支えてしまいがちだ.特に生姜がたっぷり入った器だと絶望的に浮いてしまう.

画像の説明かといって,中身が少ない器であってもきっちり閉まらない.トングは付け根に向かうにつれて太くなっており,器の奥に挿し込めば挿し込むほど蓋との間で支えてしまう.「水平法」できっちり閉められるのは生姜量が器のおよそ半分ほどの時だけで,そういう状況にある生姜器に出会うことは稀だ.

画像の説明

そうしてわずかに浮いた蓋を見ながら,きっちり締まってないイライラを目前にしつつ,あるいはちょびっと生姜のついたトングの片方を眺めつつ,牛丼なり豚丼なり牛鍋丼なりを黙々と食うことになる.他に考えることがない故にトングの事ばかり考えてしまう.なぜこの穴の大きさにしたのだろう.理解に苦しむ.穴がもう少し広ければ「水平法」で何の問題もなく収まるのだが.いやいや,あまり大きくし過ぎても,虫や埃が落ち込んだり,生姜の乾燥が早まったり,店内が生姜臭紛々になってしまうといった問題が発生するのだろう.やはり「垂直法」がオフィシャルな収納法なのだろうか.そういう下らないことに思考を費やして店を出ることになる.いろいろと無駄である.

画像の説明「どうにかならんものかいな」と思い続けて早や数年.ひとつの解答を得た.右図のような蓋にすればよいのである.

画像の説明

ユーザー側でどうにもならないものだから,解決法としては下策だが,もし今後生姜入れを更改する機会があったら検討していただきたいものだ.よそしく吉野家.

画像の説明
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ocoze@三重 [元々ORJの購入目的も氏の記事である。「廃道を行く3」を購入してみたものの,ORJの内容の濃さに比べるとがっかりしたので既に転売した。25日出版予定の「道を拓いた偉人伝」を買ってみようと思う。氏の..]

_ nagajis [投稿したあとで逡巡してもだめですよう.あと,デジタルデータでも国会図書館に納入する義務があります.検索で出てくるかどうかは試してませんがCD#1と#2を納入させられました.]


2016-11-10 この日を編集

[独言] 電気代

昨年の秋だったか今年の冬だったかに電気代未納で電気を停められた経験があるせいで帰宅の瞬間が落ち着かない。帰宅してドアを開け真っ暗な部屋へ立ち入って照明のスイッチをまさぐった時「また電気つかなかったらどうしよう」と思う。ルーターの小さなランプもパソコンのファンも動いていない室内で呆然としたあの夕まぐれは二度と経験したくない類いのものである。

ようするに緑の催促用紙が来た時に払ってしまえばよいのだ。黄色の用紙が来てから慌てて払うから毎回催促されることになる。緑の時に払わないと引き落としコースに戻らないのだ。それがわかっていながら毎回スルーするのはそろそろ変更したほうがよい。

[独言] ほらまた消えた

[入力したらカテゴリ補完しようとしたりしなかったりするこのクソ機能はどうにかならんもんかいな。邪魔だと思ってクリックすると書き込んだところを吹き飛ばしてカテゴリ入れやがる。つまらん内容だったら構わないが長文だと一気にやる気が失せる。

いや待て、最初からやる気なんて無かったんじゃないか。無かったと思えばすべて丸く収まるのである。

[独言] 腹が立つのは何故

朝のミーティングで苛々するのは何故だろうと毎度のことながら思う。自分がこれだけ苦労してるんですというアピールでしかないと捉えているからだというのが第一案。それを考えているとここを読んでる人も相当イライラしているだろうなと思う。ざまないね。

共感を得ることを本願として持っているとああなるんだろうなと思う。それが生まれつきの性質なら仕方あるまいが、じゃあ周囲は未来永劫それに付き合わされ、我慢するしかないのであれば、どこで我々は救われるのだろうか。我慢していると考えるからいかんのだろうなあ。関わらないのが最善手なのだろう。

人は何で苦労話をしたくなるのだろうな。こういうことをしたから苦労した、同じことをすると苦労するから気をつけよ、という教訓であればまだ、聞き手の役に立つかも知れぬ(分かりきったことを、と笑われる可能性はあるにしても)。そこなのかもな。自分の身に翻って来ない、役に立たない愚痴を、延々と聞かされるのは誰にとっても苦痛であるだろう。

共感、共感かあ。共感ほど嫌なものはない。押し付けがましいものはない。せいぜい私は誰にも共感を求めずに行こう。


2017-11-10 この日を編集

[煉瓦展] 4日目

画像の説明

鋼橋の場、もとい公共の場で開催している展示会であるというのに、その受付の机がこんな状態だというのは、いくらなんでも酷すぎやしないか>nagajis。

今日は朝から資料の整理をした。東雲新聞のコピーが山積みのままだったので、それまで取っておいた新聞記事コピーとともに整理し直しファイリングした。珍しくジャンル分けして付箋まで貼ったりしたものだからたっぷり4時間かかった。そんな最中にはるばる遠方から来て下さったお客様があっておもてなしもせずご覧頂いたりなどして何とも非道い話である。催主敬白顔面蒼白、大沼沢は梁山泊である。

今日もまた多くの人に煉瓦を見ていただくことができた。地元にお住まいでこういうのがあることをご存知でなかったという方、建築をやっていたという方、仕事終わりに駆けつけてくださった方、エトセトラ、エトセトラ。皆様に心から感謝を申し上げたく候。そのくせ机周りの傍若無人は改めるつもりがないという非道。

[煉瓦][] 煉瓦の組成分析

資料整理の最中に、とても重要な文献をコピーしたまま忘れておったことに気がついた。大日本窯業会雑誌No.370(T12.6)、工学博士近藤清治の報文「普通煉瓦の組成」。日本煉瓦製造の煉瓦と大阪窯業の煉瓦について、その薄片を作って顕微鏡で観察して組成の違いとか含まれる鉱物とかガラス化の状況とかを明らかにしたもの。「粘土を焼くとなんで固まるのか・どんなふうに固まるのか」、を科学的に分析した最初の報文と思われる(もちろんわが国での話)。

結論から言うと、日本煉瓦製造の煉瓦の胎土は石英の含有量が比較的少なくて(大阪窯業の粘土に比べて)、溶けにくいこの石英があまり多すぎると固まりにくいらしい。日本煉瓦製造の煉瓦は低温でも容易に焼結する。玻璃(おそらく溶融してガラス化したSiO2)成分は比較的少ない。面白いことに圧力試験をするとヒビが入ってから崩壊するまでにずいぶん堪える。なんというかこう、粘っこいとでもいうような性質があったようだ。

一方、大阪窯業の粘土は極めて多量の石英、著量の正長石、ラジオラリア硅石(いわゆる放散虫:プランクトンの化石)が含まれる。こいつらのせいでなかなか固まらないので高温で焼かねばならない。その代わり高温で焼くと石英や正長石や角閃石が溶融して強固になる。ガラス化している成分も多々ある(並焼三等からすでにガラス化してる。それ以上よく焼けた二等一等、焼過煉瓦なんかは玻璃化が顕著)。そんな感じなのでひび割れまで大きな力に耐えられるがその一線を越えるとすぐに崩壊してしまう。

ざっくり読んでそんなことを知る。ほんとはもっと石の成分とか特徴とか知ってないと正確なことが書けない。そしてその方面の知識がまるっきしだ。うむ。

[煉瓦工場] 稲葉組@堺ほか

資料整理の際に堺市街地図の片割れが出てきて、そういやそんなの録ってたなあと思ったが、もう片方がファイルされてねえ。堺市街地の南側のいっちゃん大事な部分なのに。

帰ってその生き分かれを探したら、そこに菱橋が乗っていた。要するに住吉橋通りが旭川を渡る橋、現在の大浜北町交差点の位置だ。その西詰ということはさらに海側ということになる。大阪窯業はここからもう1ブロック南のところ。旧地名でいえば中附洲。住吉橋通の中洲には原口工場があって、堺煉瓦は現在アゴーラリージェンシーとゆうホテルが建っているところと国道挟んで向かいまで。堺煉化石は「堺区南附洲新田浜」(@朝日広告)で、のちの堺煉瓦とは異なる場所。それが堺附洲煉瓦とおなじなのかどうかは微妙だ。あれ、堺附洲も中附洲だったっけ・・・。うー、整理つかん。


2018-11-10 この日を編集

[] かく

毎度のことながら日本鉄道史の読み込みに時間がかかる。マニア氏らはコレ全部把握してるんだろうか。薫と勝の言ってることを整理するだけで頭がシワシワになる。そのうえM22が東海道線全通と結び付けられていなかった。阿呆か。何のための極厚煉瓦だったのか。

改めて『み〜な』掲載図の有り難さに感謝する。nagajisがない知恵絞って一生懸命整理しようとしていることがらがたった一枚の図に集約されている。んじゃあソレ引用すれば済む話じゃないか、と思わないでもないが、それもちょっと悔しいので駄文をダブンダブンと重ねてみた。こいつももっと整理しないと単なる水増しになっちまうぞ。

[独言] 暖かい

昨年の今頃はもうちょっと冷えた気がするが。いや会場内は暑かったっけ、照明の熱が感じられたくらいだからな。 夏の暑さの「平年より暑い」は非道い暑さとして認識できるが本来寒い時期のプラスはプラスだと気づきにくい。夏の暑さが今でも続いているのだという認識にはなりにくい。実際ラジオでは異常高温注意報を報じていたし今年はエルニーニョだとも言っていた。なんだよ人がせっかく防寒具を用意した時に限ってさ。もっとガンガン寒くなってくれたって構わないんだぜ。

[煉瓦工場] 東京府統計書・神奈川県統計書

拾ったったと思ったら東京のはこないだ買った荒川区の本の付表にすでにまとめられていたのだったばーかばーかばーか。でもこの付表じゃ統計書のは拾ってないんだよな。少しは足して役立てられるかも。

ただし統計書に名前が出てくるような工場はほんまに一握りだけと思う。20年代のどれだったか、煉瓦製造の造戸数112とかあるのに工場・商業会社欄には数軒しか記名がない。職工10人未満でも名前出てる工場があったということはソレ以下の零細工場が山ほどあったということで、それは多分、いや確実に、大阪もそう。新聞記事にそう書いてあったからな。

有象無象の煉瓦工場と、一握りの大工場、そしてその編年の積み重なりを、現在残存している煉瓦の確認できている煉瓦刻印からアレコレしようとするのは確かに愚の極みかも知らん。しかしそれを怖れて何も手をつけなかったのがこれまでの所。思い切ってやってみれば意外と矛盾なく収まることがわかった(気になっている)のがnagajis。それを理論に帰納ることはできんものか。一個人の初見と感覚だけに頼っている現状ではそれ以上の発展ができない。これは常に気にしているつもりで未だ解決ができてない。せいぜい分布調査の調査範囲を広げるくらい。それとて都市部と地方部の変化の違いとか、そもそもの流入量の違いとかを等閑視してやってないか。そーでもないか、田舎の煉瓦工場ならなおさら地産地消傾向があろう。工場所在地やその周辺で見られる煉瓦の分布は都市部の分布傾向よりかは正直なんではないか。地方ならなおさら。

要するにnagajisがやっているのはnagajisの取得データであり推論であって解明事項ではないのだ。「今この時点ではこう考えている」の重ね合わせ。うん、役に立たない。

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_ n [踏みに来てるけれど、カウンターがゼロ。 なぜだろう。]

_ na [あ、それ、ただのテキストなんです。お気になさらぬよう。]


2019-11-10 この日を編集

[煉瓦展] 修了

画像の説明

寺田先生の随筆に「厄年とetc.」というのがある。厄年の坂を越え切った時に我が身の来し方を振り返って書いたもの。厄年という迷信が存在する理由を科学的確率的に考察し始めたのが、徐々に幻想的感覚的になっていき、しまいにまこと人臭い泣きつきのような結びになってしまうのが好きである。

自分の来し方を振り返って、率直に、正直に、成してきたこと得たと思っていることを点検してみると、本当に自分自身の力だけで達成したことなんてごくわずかだとわかる。否、わかってしまう。煉瓦も然り。表面上は一人で勝手にやってきたつもりでいても、先人の研究成果があってこそ取っ掛かることができたのだし、やらねばならなかった手間を省けて、その浮いた労力で他のことをできた。今回の展示だって皆さんが煉瓦を運んでくださらなければ陽の目を見ることはなかった。そういう他人の御蔭を寺田センセは「負債」と表現している。別に悪い意味ではなくいつかどこかへ償還しなければならぬものであるという意味でまことに相応しくすんなり腑に落ちる言葉に思える。

今回の煉瓦展のお陰で自分が抱えていた負債の大部分を償還することができたんじゃないかと思う。伝え「なければならぬ」ことを伝え「知ってほしい」ことまで主張でき、これ以上もう何も言うことはない。実際の程度を測ることはできないけれども主観的にそう思っている。本当に返せたかどうかが最も重要なところだろうけれどもそこまで理詰める余力がない。償還したのだと思い込むのでもいいじゃないか、それくらい全力で事に当たったんだから。

にしてもほんと喋りすぎた。モウちっと上手くなれんもんかとは思うがこればかりは仕方ない。上手く喋れないから掲示にし解説シートにしたのだ。


2022-11-10 この日を編集

[煉瓦] やっぱり甲乙が存在する@海サンバ川暗渠

nagajis乙。そしてここに帰結するわけか……。感無量というやつではないか。

湖東組と勢陽組と㋛の工場と。他の構造物でもそれぐらい混じっているのかも知れないが、壊さずに確認できるという点で海サンバ川暗渠は特異点だ。

あ、釘印を撮り忘れてた……。それで4工場以上になるんだ。


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